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京都の台風に備えるアンテナ点検|倒れる前に確認したい5つのポイント

9月に入ると、京都でも台風の進路が気になる日が増えてきます。屋根のアンテナを見上げて「次の台風に耐えられるだろうか」と心配になった方に向けて、台風が来る前に確認しておきたいアンテナの点検ポイントをまとめました。

台風前のアンテナ点検とは、アンテナ本体の傾きや、アンテナを支えるワイヤー・金具、配線の傷みを、強い風が来る前に確かめておくことです。倒れてしまったあとの対処は台風や強風でアンテナが倒れたときの対処法と修理費用で解説していますので、この記事ではその手前、倒れる前に気づくための確認に絞って、ご自身でできることと専門業者に任せることを分けてご説明します。

京都で台風に備えるなら、点検はいつまでに?

近畿地方に台風が近づくのは主に7月〜10月です。最も多いのは9月で、10月も8月と同じくらい近づきます。点検は、次の台風が来る前の、風の穏やかな日に済ませておきましょう。

気象庁の「台風の平年値」(1991〜2020年の30年平均)によると、近畿地方に接近する台風は年間3.4個で、月別では9月が1.1個と最も多く、8月と10月がそれぞれ0.7個、7月が0.6個です(出典:気象庁ホームページ「台風の平年値」)。ここでいう「接近」は、台風の中心が京都府を含む近畿2府4県のいずれかの気象官署等から300km以内に入った場合を指します(出典:気象庁ホームページ「近畿地方への台風接近数」)。

京都の観測記録にも、秋の強い風ははっきり表れています。気象庁の観測地点「京都」で記録された日最大瞬間風速の上位10位のうち、9つが9月か10月の記録です。台風第21号が近畿地方を縦断した2018年9月4日には39.4m/sを観測し、1915年4月以降の記録で2番目に強い値となりました(出典:気象庁ホームページ「観測史上1~10位の値(京都)」)。

台風が近づいて風雨が強まると、屋外で安全に確認するのは難しくなります。政府広報オンラインも、台風などへの備えについて「雨や風が強くなってからでは、外での作業は危険です」と呼びかけています。当社でも強風・豪雨のときは、安全のために作業日程の変更をお願いすることがあります。

台風の前に確認したい5つのポイント

確認するのは、次の5つです。①と⑤、④の見える範囲はご自身で確認でき、②③と④の接続部分は屋根の上など高い所での確認になるため専門業者に任せます。

ポイント 何を見るか 確認する人
①アンテナの傾き・向き まっすぐ立っているか、以前と向きが変わっていないか ご自身(地上から)
②支線(ワイヤー)と金具 ワイヤーのたるみ・サビ、留め金具のゆるみ 専門業者(屋根の上)
③取付部(屋根馬・壁の金具) 屋根馬の脚の傷み、壁や破風板の金具・ビスのゆるみ 専門業者
④ケーブル 留め具の外れ、被覆のひび割れ、アンテナ側の接続部分 見える範囲はご自身/接続部分は専門業者
⑤受信レベル テレビの設定画面で見られる数値 ご自身(室内で)

①アンテナの傾き・向き(地上から)

家の前の道や庭など、足元の安定した場所から(道路では車の通行に注意して)アンテナを見上げて、傾いていないか、横に並んだ細い棒(素子)が曲がったり欠けたりしていないかを見ます。あわせておすすめしたいのが、今の状態をスマートフォンで撮影しておくことです。同じ場所から撮った写真が手元にあれば、台風のあとに見比べて、目で見ただけでは気づきにくい小さな傾きにも気づけます。

②支線(ワイヤー)と金具

屋根の上に立てる八木式アンテナは、支柱を数本のワイヤー(支線)で四方から引っ張って支えるのが一般的です。支線がたるんでいたり、留め金具がサビてゆるんでいたりすると、風を受けるたびに揺れが大きくなり、倒れる原因になります。支線が外れている・大きくたるんでいる様子は地上から見えることもありますが、張り具合や留め金具のサビ・ゆるみは屋根に上がらないと確かめられないため、専門業者に任せてください。

③取付部(屋根馬・壁の金具)

瓦屋根では「屋根馬」と呼ばれる台の上にアンテナを立てていることが多く、脚の滑り止めが傷むと強風でずれやすくなります。壁や破風板(屋根の端の板)に金具で取り付けている場合も、長年の雨風でビスがゆるむことがあります。外壁に取り付けるデザインアンテナは風の影響を受けにくいタイプですが、取付金具の確認がいらなくなるわけではありません。

④ケーブル

アンテナから外壁をつたって室内に入るケーブルも点検の対象です。留め具が外れてケーブルが風にあおられていないか、被覆にひび割れがないかを、見える範囲で確認してください。アンテナ側の接続部分に雨水が入ると、受信が不安定になることがあります。接続部分の確認は屋根の上など高い所での作業になるため、専門業者に任せてください。

⑤受信レベル(室内で)

テレビの設定メニューには、電波の受け具合を数値で表示する画面(アンテナレベル・受信レベルなど)があります。台風の前に、よく見るチャンネルの数値をメモしておきましょう。台風のあとに映りが悪くなったとき、数値が以前より下がっていれば、アンテナの向きのズレや配線の傷みを疑う手がかりになります。表示のしかたや目安の数値はメーカー・機種によって異なりますので、取扱説明書でご確認ください。画面にエラーコードが出たときはテレビのエラーコードE201・E202・E203の対処法も参考になります。

▶ ベランダのBS/CSアンテナも忘れずに
ベランダの手すりに取り付けたBS/CSアンテナも、取付金具がゆるんでいないか、天気の穏やかな日に確認しておきましょう。ただし、身を乗り出しての確認や手すりの外側での作業は転落の危険があるため行わないでください。BS/CSアンテナはわずかな向きのズレでも映りに影響するため、ご自身で角度を動かすのも避けてください。ゆるみやぐらつきに気づいたときは、専門業者にご相談ください。

屋根の上の点検は専門業者に任せてください

屋根の上の確認は転落の危険が大きいため、ご自身では行わず、専門業者に依頼してください。地上から見て気になる点があれば、撮影した写真を手元に置いてご相談いただくと、状況を具体的にお伝えいただけます。

当社では、お問い合わせの際に状況をお伺いして概算のお見積りをお伝えし、現地でアンテナの状態や電波環境を調べたうえで、必要な作業と費用をご説明します。直しが必要な箇所が見つかった場合、方向調整・固定・配線修理などのアンテナ修理は9,000円〜(税込)、老朽化したアンテナの交換は撤去・処分・設置込みで27,000円〜(税込)です(料金表)。料金表の価格は参考価格で、現地調査のうえで正確なお見積りをご提示し、お見積り後の追加料金はいただきません。設置から年数がたっていて、修理と交換のどちらがよいか迷うときは、アンテナの寿命と交換時期の見分け方も判断の参考にしてください。

台風が近づいてから・通り過ぎたあとの注意

台風が近づいてからは、屋根やベランダでの作業はしないでください。通り過ぎたあとも、確認は風が十分におさまってからにします。

台風が過ぎたら、まず地上から①のように見上げて、事前に撮った写真と見比べます。室内では⑤の数値を、メモしておいた値と比べてください。アンテナが傾いている・倒れている場合は、近づかずに専門業者へご連絡ください(マンションの共用アンテナや賃貸住宅の場合は、管理会社・大家さんへ)。倒れたときの初動や、やってはいけないこと、火災保険の考え方は台風や強風でアンテナが倒れたときの対処法にまとめています。

台風前のアンテナ点検でよくある質問

Q. 点検はどのくらいの頻度ですればいいですか?
A. 決まった頻度はありませんが、台風シーズン前に年1回、それに加えて大きな台風や強風のあとに確認するのが目安です。

Q. デザインアンテナでも点検は必要ですか?
A. 外壁に取り付けるため風の影響は受けにくいものの、取付金具やケーブルは年数とともに傷みます。①④⑤は同じように確認しておきましょう。種類ごとの特徴はデザインアンテナと八木式アンテナの違いで解説しています。

Q. マンションや賃貸住宅に住んでいる場合はどうすればいいですか?
A. 建物共用のアンテナは管理組合・管理会社が管理する設備ですので、気になる点は管理会社にご相談ください。戸建てを含む賃貸住宅にお住まいの場合も、専門業者に依頼する前に管理会社・大家さんにご相談ください。管理会社・オーナー向けの内容はマンションのアンテナ修理|京都の管理会社・オーナー向け実務ガイドにまとめています。

出典:気象庁ホームページ「台風の平年値」「近畿地方への台風接近数」「観測史上1~10位の値(京都)」「台風第21号による暴風・高潮等」、政府広報オンライン「『レベル4』までに危険な場所から全員避難!防災気象情報を活用して身を守り、早めの備えを」(いずれも2026年9月14日確認)。本記事では、アンテナ修理ドットコムがこれらの内容を要約・編集して紹介しています。

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